製品
クラレは1926年に日本で設立されました。独創的なソリューションと技術開発力は、設立当初から私たちのDNAを形作る礎となっています。
顧客のニーズを基本に協力し合い、自然環境と生活環境の向上に寄与する：これは、クラレの理念に深く刻み込まれています。「世のため人のため、他人のやれないことをやる」─これこそが、私たちの使命です。
クラレは、ポリマーサイエンスとソリューションに精通した、グローバルなスペシャリティ化学企業です。当社のスチレン系ブロック共重合体やエラストマー顧客の製品開発や製造方法を差別化し、消費者に付加価値を提供します。当社は、革新的なソリューションと高度な専門性を基に、製品特性を活かしながら、顧客の製品をより良く、より持続可能で、より使いやすくすることに貢献します。
グローバルな技術サポート体制：今日の各種業界で求められる高い基準を満たし、明日の世界を形作るために、顧客と共に価値を創造しています。
顧客の多様な要望に応える、幅広いスペシャリティ化学製品群
クラレの樹脂を購入することで、ユニークな製品特性だけでなく、クラレが有するノウハウや優れた技術サービスを得られます。サンプルや詳細情報をお求めの場合は、お気軽にお問い合わせください。
〈セプトン®〉は、クラレが開発した高機能スチレン系熱可塑性エラストマーです。高い安全性が求められる医療機器、日用品、電気・電子用途など、多種多様な分野で市場のニーズに応えています。
〈ハイブラー®〉は、クラレ独自の重合技術により開発された独自のトリブロック共重合体です。〈ハイブラー〉は、高い制振性と衝撃吸収性を示す熱可塑性エラストマーであり、可塑剤を添加する必要がなく、環境に優しい塩ビ代替素材として使用されています。このスチレンブロック共重合体（Styrene Block Copolymer, SBC）には、水添グレード（〈ハイブラー〉 7000-シリーズ）と未水添グレード（〈ハイブラー〉 5000-シリーズ）があります。
クラレのスチレン系ブロック共重合体は、TPEコンパウンドに欠かせない素材であり、様々な加工が可能です。SBCはスチレン系ハードブロックとジエン系ソフトブロックで構成され、プラスチックの優れた加工性とゴムのような性能を兼ね備えます。
クラレでは高粘度の合成ゴム〈クラレ液状ゴム〉もラインナップしています。〈クラレ液状ゴム〉は、時間と手間のかかるゴム混練工程における反応性可塑剤として設計されており、ムーニー粘度を下げ、混練工程を容易にします。〈クラレ液状ゴム〉は、日々変容する市場や、厳しい要件の求められる産業分野で使用され、ゴムコンパウンドのオイル移行を低減し、製品寿命を向上させます。
高い透明性を誇るTPE〈クラリティ®〉は、クラレ独自のリビングアニオン重合技術を用いたアクリルブロック共重合体です。このアクリルブロック共重合体は、優れた透明性を有しており、透明性が重要視される用途で使用されています。
〈セプトン〉 BIO-シリーズ と 液状ファルネセンゴムに代表されるように、クラレは天然および再生可能な原材料を原料とした革新的な製品でポートフォリオを拡大しています。私たちは、先駆的な技術により、バイオ由来のHSFCと液状ゴムを市場にお届けする、最初で唯一のサプライヤーとなりました。この技術には、サトウキビから抽出した糖を発酵させて製造されるβ-ファルネセンという再生可能なモノマーを利用しています。
最終製品に含まれるバイオ成分を増やすことで、これらのバイオ由来樹脂は、二酸化炭素の排出量削減に貢献し、より持続可能な世界への道を開く鍵となります。
〈セプトン〉 J-シリーズの柔軟性や、〈セプトン〉 V-シリーズの優れた耐熱性など、独自の特性を持つ〈セプトン〉の特殊銘柄もラインナップしています。
〈イソバン〉はアルカリ水溶性ポリマーです。金属加工において強みを発揮し、鍛造用の潤滑油や焼入れ液として使用されています。
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