Yoshihiro Morishita

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森下義弘
エラストマー事業部
マーケティング担当

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アクリル系ブロック共重合体〈クラリティ®〉

著者

〈クラリティ〉は、クラレ独自のリビングアニオン重合技術を用いて、多様なアクリレートをA-BもしくはA-B-Aタイプのブロック共重合体にしたアクリル系ブロック共重合体です。クラレ独自の制御重合技術によって、ラジカル重合を用いた従来のアクリル系ポリマーと比較して、残存モノマーやオリゴマーといった低分子量不純物が極めて少ない、透明でクリーンなポリマーです。〈クラリティ〉はMAM(Methyl-methacrylate-Acrylate-Methyl-methacrylate)構造で、メタクリル酸メチル(MMA)をハードブロックに、アクリル酸ブチル(BA)とアクリル酸2-エチルヘキシル(2EHA)をソフトブロックに用いています。

〈クラリティ〉は、その構造上、優れた透明性、耐候性、自己接着性、他の極性材料との良好な相溶性など、さまざまな特性を持ちます。このアクリル系ブロック共重合体は、粘接着剤、塗料、シーリング材、3Dプリンティング、導光棒用部材(自動車や家電製品用のイルミネーション部材)など、さまざまな用途に適用することができます。射出成形や押出成形にそのまま利用可能です。また、極性プラスチックを改質するための添加剤としても使用できます。

ペレット状の〈クラリティ〉

特長

  • 自己粘着性
  • 官能基、酸フリー
  • 高い透明性
  • 残存モノマー、オリゴマーをほとんど含まない
  • 低臭気性
  • 優れた耐候性
  • 加水分解による劣化が少ない
  • 硬質アクリルのような高い光沢(グロス)
  • 可塑剤未添加でも優れた柔軟性
  • 射出成形、押出成形可能な優れた成形性
  • 極性樹脂への良好な相容性
〈クラリティ〉は樹脂改質用途にも利用可能です。

強み

  • TPUの代替として利用可能
  • 粘着付与剤不使用でも高いタックを有する
  • 可塑剤不使用でも低い硬度を有する
  • 粘着剤として使用した場合、糊残りが少ない
  • 黄変なし
  • 極性樹脂への高い接着性
〈クラリティ〉はイルミネーション用部材として利用できます。

使用例

  • 接着剤、コーティング剤、シーリング材
  • 樹脂コンパウンド
  • 樹脂改質剤
  • 日用品
  • 自動車用部材
  • スポーツ用品、靴
  • 3Dプリンティング用部材

銘柄

〈クラリティ〉には「LAシリーズ」と「LKシリーズ」があります。LAシリーズはPnBAのソフトブロックを、LKシリーズはP(nBA/2EHA)のソフトブロックを有しています。PMMA含有量の低いものから高いものまで、低分子量のものから高分子量のものまで、用途に応じた銘柄があります。

〈クラリティ〉の各種銘柄は、同程度の低温特性(PnBAまたはP(nBA/2EHA)のガラス転移温度(Tg))、および耐熱温度(PMMAのガラス転移温度(Tg))を示します。

〈クラリティ〉は、各種極性樹脂(PC、ABS、PBT、PC/ABS、PMMA、PVC、PLA)、インク、塗料、粘接着剤などの改質剤として使用することで、流動性、耐衝撃性、柔軟性、極性の向上といった特性を付与することができます。樹脂へ添加した場合は、一般的なコアシェル型耐衝撃改質剤とは異なる効果が期待できます。

LAシリーズはPnBAのソフトブロックを有します。
LKシリーズはP(nBA/2EHA)のソフトブロックを有します。

製品カタログ

〈クラリティ〉─アクリル系ブロック共重合体

技術情報

〈クラリティ〉─アクリル系ブロック共重合体

Technical insights

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